ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病 / 斎藤 裕・暁子

実は3か月近くかけて、ゆっくり、ゆっくり、一冊の本を読みました。

 

「ママ、怒らないで。不機嫌なしつけの連鎖がおよぼす病」

私がこの「はてなブログ」を始めて間もなくの頃、いろいろな人のブログを読んで勉強している時に、奥さまの斎藤暁子さん(kokokakuさん)のブログに出会いました。

www.kokokaku.com

 

そしてこの本に出会い、私自身を見つめ直す2か月間が始まりました。

 

読み始めて3日後にやってきた「かあちゃん、大っ嫌い」

ちょうど、母が昨年4回目の入院をした頃にこの本を読み始めました。

週2回の息子の病院と私の歯医者。プラス母の入院…。

朝、小児科で息子の注射をして、終わったら自転車をこいで、そのまま幼稚園へ行って、ひとりで病院に戻ってきて会計を済ませ…。

同じ病院に入院する母の病棟へ向かって洗濯物を入れ替える暮らしをしていました。

「私の方が本当は助けが欲しいのに…」という、真っ黒な気持ちがこの本によってどんどん開かれました…。

主人と別居して2年半…。私がカサンドラ症候群になっていることにここまで気づかず重症化したのは、母の育て方に原因があったのではないかと思い続けてきました。

近所に暮らす母が入院し、その距離が縮まるたびにしんどくなり、逃げ出したい衝動に駆られていたのです。

 

いつも「おにいちゃんが言うこと聞かんかった時はあ~やってこ~やってなぁ」と、今では捕まりそうなフレーズを言いまくって私を脅しまくりながら育ててきた母…。

小学校3年生で無理矢理、市の少年少女合唱団に友達もいないのに放り込まれて、孤独を味わいながら学年が違う子たちと友達になって、10年間通い続けて団長まで経験しました。

「高校で合唱がしたいねん」と言うと「歌では食べていかれへん」とバッサリ切って、商業高校への進学希望を出させられ…。

入学後、商業高校への違和感が強すぎて「高校に行きたくない」と言った私を引っ張って、保健室に連れて行った母…。

保育士になりたいと新たな夢を見つけたのにそれもバッサリと切られ、介護の仕事に就いたものの応援してもらうことはなく、最終的には母が望む事務員への道を歩くことになりました。

おかげで私自身、今はパソコンも難なく使いこなす40代になったのですが、今まであったいろんなことを思い出すだけで辛くなっていました。

 

本を読みながら泣き出してしまう時も何度かあり、辛くて息子の寝顔を見ながら泣いてしまった夜もありました。

こらえきれずに、息子の前で泣き出すことも…。

読み始めて3日目あたりから、息子が眠くてグズる時に「かーちゃん、大っ嫌い」と言うようになったのです。

「大っ嫌いって言ってくれて、ありがとう。」と息子に言いました。

私は母にそんなことは言えませんでした。大好きと言っていないと、大好きでいないと、兄とふたりでどこかに行ってしまうのではないかという不安の中で育ちました。

 

そして、お正月に事件は起きました。

お正月に旦那が来た時、パニックになった旦那を制止するために「出て行ったるわぁ!!」と大暴れした私…。

その時の息子の顔が忘れられず、「どこかに行ってしまうのではないかという不安」を息子に与えてしまったことを悔やみました。

結局私は、母と同じことを息子にしている…。

ただそれは、母に言いたかった言葉ではなく、3年前に旦那に言いたかったのに言えなかった言葉だということに、叫びながら気づきました。

 

「ほんならオマエが出て行けや!!」

 

私を止めようとする旦那に、思わず私が叫んだ言葉…。

3年前に別居を覚悟して家出しようとした時、本当は言いたかったのに言えなかった「出て行って」というひと言…。

それが言えなかったために、当時週3回通院・注射していた、イヤイヤ期絶頂の2歳半の息子を抱えて、新しい病院、新しい暮らしに突っ込んでいかなければいけなくなったのでした。

仕方なくいちばん戻りたくなかった育った土地で、たくさんの人に心配をかけながら別居生活を始めることになり…。

荷物を引き取るように言われたので、いったん旦那の家に戻って、捨てるものを見つめながら泣いていると、「自分で決めたことやろ?」と言われたのでした。

今でも疲れてフラフラになると、思い出すのがその言葉…。

「オマエが決めさせたんやろが!!!」と言えずにいたあの日のことが脳裏をよぎるのです。

 

言えなかった言葉がどんどんあふれ出すその時…。

一度叫んでしまった私は、旦那に対しての暴言を止めることができませんでした。

3年間、言えずにしまい込んできた言葉が、どんどんあふれて、泣きながらわめいていました。

ただ、旦那の心には届いていないことは気づいていました…。

そんな中で気づいたのは、「あ、これ、いつも息子に言うてしまってる…」ということばかりでした。

「そんなキツい言い方、なんでされなアカンの?」とか「グチャグチャ言うてるヒマあるんやったら、〇〇しいや!」とか…。

そして、やっぱり私の口から出ていました。

 

「もう嫌!もう大っ嫌い!!!」

 

旦那が帰ったあと、息子をいっぱい抱きしめながら、「もう大っ嫌いなんて言わへんから。大好きよ。」と、何度も何度も、泣きました。

まだ完全には私の心は回復できていませんが、インナーチャイルドの扉を開いた私はきっと、ひとつ前に進み始めたのだと思います。

 

そんなに嫌いではなかった母親…。

旦那との大事件があったあと、母に会いに行きました。

1か月ほど避けていたのですが、いざ会ってみると、今までほどの拒絶反応はなく…。

結婚してから旦那にずっと言われ続けていた、

「アンタは母親に嫌われてる」「大事にされずに育ってきたんやと思うで」

などという言葉の数々が、自分の心に刺さっていた部分が大きいことに気づきました。

幼かった頃の私と向き合ったこともありますが、母親に対する気持ちが少し変わっていて、年齢的にももっと優しく接していかなければいけないことを痛感しました。

「ホンマはお母さんが手伝えたらいいんやけどな」という言葉が、ようやく私の心に届くようになりました。

 

『何か足りないもの』をつかみかけているかも知れません

私の育児のスローガンは、「今日の〇〇ちゃん(息子)がいちばん可愛いで!」…。

毎朝起きるたびに寝顔を見て思って、微笑んでから朝を迎えるようにしています。

本当は可愛くて可愛くて、幼稚園に行かせるのももったいないほど、ずっと一緒にいたいぐらいなんです。

それなのに毎日怒ってばかりいて、いつもイライラしてしまう…。

自分に時間がないのも疲れやすいのも事実です。

ただ、それ以前にあった、いつもモヤモヤしていた『何か足りないもの』をつかみかけている気がします。

 

「今日の私がいちばん大好きやで!!」

 

この数日間、何度も何度も、自分に言い聞かせています。

疲れてしまって、洗濯物をたたみながら寝てしまっても大丈夫!

朝寝坊しても、ちょっと遅刻しても大丈夫!!みんな待ってくれてるから…。

もし悲しくて泣いてしまっても、大丈夫。いつか笑えれば、それでいいやんねと…。

自分自身を『許す』ことを、この本に教えてもらいました。

 

kokokakuさん、ありがとうございます。

HSCのプロジェクト、ワンオペ育児真っ只中で参加することはできませんが、全力で応援しています!!( *´艸`)

皆さんのツイッターやブログを拝見して、元気をもらっています。

私も近日中に、HSCに関する記事を書きたいと思います!!(*´▽`*)

 

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